シーバスと仮説検証

「釣りは仮説検証の遊びだ!」をモットーに東京湾でシーバスを中心に日々いろいろ試しています。Fishmanのロッドやベイトキャスティングについてが多めです。

大野ゆうきさんの多摩川堰上シーバス釣行を見て

www.youtube.com

日曜日の深夜にこの動画が公開されたのを見つけて思わず声が出ました。

多摩川の狛江の堰「二ヶ領宿河原堰」から「丸子堰」までを都内のストリームシーバスゲームの一級ポイントだと思っている筆者は、この動画が企画され、公開されたことが悔しくもあり、ついに来たかという想いもあり複雑な気持ちではありますw

著者は丸子堰で都内でのシーバス釣りを始めました。

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この調布取水所が一個目の堰です。稚鮎の遡上のため開放されているそうです。ここを遡上していくのは間違いないです。

丸子堰はシーバス一級ポイントとして有名ですが、一方で難所としても知られており、なかなか一本を出すのが難しいポイントでもあります。ただなぜか個人的には相性がよく、ここでかなりいい思いをさせてもらいました。

ここ以上にシーバスがあがっているのは間違いなく、堰上で釣れるのは知人も証言していました。

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多摩川で釣った初めての70UP。タモを持っていなくて15分位かかった。。)

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(まさに落ち鮎パターンの釣り。お腹がいびつな形でいかにもベイト食ってる感じ)

都内を流れる一級河川でありながら、江東区や葛西よりもシーバスのサイズが大きい印象です。その分絶対的な個体数は少ないのかもしれません。神奈川には羽田沖で産卵場があるらしくその関係もあるのかもしれません。ボートシーバスでも羽田沖は超有名ポイントですね。

 

「なぜ、シーバスは上流を目指すのか」

 

この疑問です。稚鮎などのベイトフィッシュを追って遡上する、これは間違いないのですが、明らかに海水域にいても最強クラスのフィッシュイーターがなぜ上流を目指すのか。。なにか本能的ななにかがそうさせるのか。一説では利根川の上流域、高崎のあたりまでシーバスは遡上するそう。

釣り人視点では瀬の中にいるシーバスに対してアップストリームで攻めていくゲーム性が高い釣りが楽しめる、といえばそこまでなのだが、上流を目指して遡上してくるシーバスにロマンを感じざるを得ません。

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二子玉川より少し上流このあたりだとシーバスだけじゃなくてスモールやナマズなどの魚影も濃い。

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おそらくこの「二ヶ領宿河原堰」がシーバスでは遡上限界地点。スモールの一級ポイントとしても知られています。

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ここで注意点。多摩川は流量もさることながら流れが早く、ウェーディングで入るとスリットが複雑に入っていて、時々ヒヤッとすることも数知れず。初心者は一人で釣行しないほうが良いと思います。

更に、多摩川には「内水面遊漁規則」というルールがあります。堰上は日没までの釣行しか認められていません。(このエントリの夜間釣行の写真は丸子堰よりも下のいわゆる河口付近です)

www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp

遡上していくシーバスと戯れることができるこのゲームを長く楽しむためにもルールは必ず守りましょう。

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世田谷から中央区に引っ越してめっきり多摩川行かなくなっちゃいましたがデイゲームでまた攻めにいきます。