シーバスと仮説検証

「釣りは仮説検証の遊びだ!」をモットーに東京湾でシーバスを中心に日々いろいろ試しています。Fishmanのロッドやベイトキャスティングについてが多めです。

シーバス ルアーインプレ vol.4 「しっかり泳ぐ」に騙されないのが肝。Blooowin80sの使いかた(インプレ)

先日BlueBlue主催のボートシーバスの実釣会に参加してきました。

ライントラブルや取り込みの個人的には非常に反省点の多い釣行でしたがBlooowin80sの販売メーカーの方から直接聞ける機会となっただけでも収穫ありました。

今回はBlooowin!80Ssのインプレです。

 

Bloowin!80Sスペック

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  • 長さ 80mm 
  • 重さ 8g 
  • フック #8×2個
  • レンジ 100cm
  • アクション ウォブンロール(+S字)
  • (参考URL)Products | BlueBlue Fishing

Blooowin!80sのインプレ

  • 飛距離:◯(重心移動としてはクラス最候補じゃないでしょうか)
  • アクション:◎(高速からスローまでばっちり泳ぎます)
  • レンジキープ力:◯(ライン選択によってはもう少し上かも)
  • 扱いやすさ:△(後述しますが、ちゃんと理解しないとなんだこれ状態)
  • カラーラインナップ:◯
  • 価格:△
  • オリジナリティ:◯

「しっかり飛んで、しっかり泳ぐ」という謳い文句。8gのミノーとしては確かに飛びます。というか、最近は飛ばないルアーは売れないのかと思うくらい飛距離を謳ったルアーが多いですね。飛距離は立ち位置やテクニックでなんとでもなるので飛距離よりも飛行姿勢だったりするんですが。。

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タングステンウェイトが2つ入っています。BlueBlueのルアーは市場にあるものと比較しても若干お高めですが、納得のスペックなんですよね。リアフックのアイがかなりオフセットしてたり、センターフックのアイの造形も非常に考えられていますね。

 

「しっかり泳ぐ」に騙されるな、の意味。

見出しの通りなんですが、「しっかり泳ぐ」を真に受けると、しっかり泳がせたくなるじゃないですか。筆者もそうでした。でも違うんです。「しっかり泳ぐ」というのは、「高速から低速まで全く破綻しない」ということ。

 

特に、低速域が肝です。「エサか?これは」と思うように動きます。水平姿勢も完璧です。レンジキープもかなり高精度なので、思ったところに流し込めます。おそらく、ずっと喰わせる姿勢を取り続けてくれるんですね。これは目視出来ないのですが、Blooowin140sと基本思想は同じだと思われるので、潮や流れの変化で千鳥っているはずです。明暗などで一度死ぬほどゆっくり引いて頂きたい。サイズは選べませんが一晩やりきれば必ず釣果に繋がります。まさに「困ったときのBlooowin80s」。

 

シンキングモデルですが、キャストした位置ではほぼサスペンドに近いスローシンキング。「浮力が弱い」というくらいに考えていただくと良いと思います。

ないんですよ、この水の中で破綻せずにおいておけるルアーって。。

アピアのDOVER99Sがカウントダウンでレンジを刻めるパイロットルアーだとすると、Blooowin80sは「ここにいないはずがない」というところで、スローに引くためのシンキングだと捉えています。

あとは、140sと同様、ジャークとトゥイッチもかなり良いです。ただ巻きで釣れるんですが、キャストした先のピンポイントでマニュアル的に動かして釣れるルアーだと考えています。スーサンを開発した村岡昌憲氏ならではのコンセプトだなぁと。

試してませんが、ブラックバスにもいいかもですね。琵琶湖で投げてみたい。

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BlueBlue吉澤氏のBlooowin!80sの解説

www.youtube.com

 

 

余談ですが、フッキングからのランディングまでのやり取りを習得するなら、やはりボートシーバスを何度か経験しておくとキャッチ率は何倍にも向上すると思います。アタリの数が違いますからね。残念なのは、一度ボート乗っちゃうとシーバスってすごい簡単な魚だと思っちゃうことくらいですw

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ではまた。